特集 CT 再入門― 新技術で何がわかる?―
3. 面検出器CTの活用 2 頭部全体の血流評価
長谷 学
1
,
堤 啓
1
,
藤原 広和
1
,
陣崎 雅弘
1
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室(診断)
キーワード:
硬膜動静脈瘻
Keyword:
硬膜動静脈瘻
pp.938-939
発行日 2021年7月25日
Published Date 2021/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002394
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320列マルチスライスCTが登場したことによって,16cmという広範囲を寝台を動かすことなく撮影できるようになった.ほとんどの症例で頭部領域は16cmで全体をカバーでき,血流を経時的に観察するいわゆる4D-CTを頭部全域で行える.また,脳は動きが少なく,非造影画像と造影画像の差分画像を作成することが容易であり(図1-A),MIP像(図1-B)やVR像(図1-C)のCT-DSAを作成することで,血管造影検査を一部置換できる.
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