特集 腹部感染症の画像診断update
感染症と紛らわしい腫瘍性・非腫瘍性病変
小山 貴
1
1倉敷中央病院放射線診断科
キーワード:
肉腫様肝癌
,
肝サルコイドーシス
,
胆嚢癌
,
腎盂原発浸潤性尿路上皮癌
,
尿膜管癌
,
盲腸癌
Keyword:
肉腫様肝癌
,
肝サルコイドーシス
,
胆嚢癌
,
腎盂原発浸潤性尿路上皮癌
,
尿膜管癌
,
盲腸癌
pp.76-77
発行日 2017年12月25日
Published Date 2017/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000277
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- 文献概要
日常診療において胸部は腫瘍性病変との鑑別に苦慮する機会が非常に多いが,腹部はそのような機会はさほど多くない.むしろ,感染症との鑑別が問題となる臓器,領域自体が非常に限られる.例えば膵・脾・副腎といった感染症が生じること自体が稀な臓器においてはこの鑑別が問題になること自体が少ない.上記の鑑別が問題となるのは,感染が生じる機会の多い,肝,胆嚢,腎,膀胱,消化管,女性生殖器,腹膜の病変に限られるので,まず,これらの病変を全体的に概説する.
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