特集 循環器治療業務の基礎 ─臨床で役立つヒント─ Ⅰ 体外循環と補助循環
特殊な体外循環における業務
笠野 靖代
1
,
荒木 康幸
1
1済生会熊本病院 臨床工学部
キーワード:
超低体温循環停止法(DHCA)
,
逆行性脳灌流法(RCP)
,
順行性脳分離体外循環(SACP)
,
脊髄保護
,
MICS手術での体外循環
Keyword:
超低体温循環停止法(DHCA)
,
逆行性脳灌流法(RCP)
,
順行性脳分離体外循環(SACP)
,
脊髄保護
,
MICS手術での体外循環
pp.492-499
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001845
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弓部大動脈の手術では脳合併症を予防するため,安全かつ確実な術中の脳保護が必要不可欠であり,超低体温循環停止法(DHCA)や逆行性脳灌流法(RCP),順行性脳分離体外循環(SACP)が使用される.また,下行大動脈や胸腹部大動脈での左開胸手術の際には,F-F bypassを用いることが多い.さらに近年ではMICSの普及によりMICSに対する体外循環法も多く報告されている.このように症例に応じてさまざまな体外循環法を選択し,安全に施行する必要がある.
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