特集 心不全治療のFantastic Fourどう考え,どう使うか?
Fantastic Four を使用するうえで何が障害なのか? どう克服したらよいのか?
SGLT2 阻害薬の副作用にどう対処するか?
小田倉 弘典
1
1土橋内科医院
pp.1180-1183
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2024100015
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Point
・ SGLT2阻害薬と尿路感染症の増加の間には関連がないとする報告が多い.
・ 生殖器感染症リスクがSGLT2阻害薬服用下では有意に上昇することについては確固たるエビデンスがある.
・ 尿路感染,生殖器感染の際は,背景リスクや感染症改善の見込み,心不全の程度などを総合的に評価して投与継続の可否を決定する
・ SGLT2阻害薬が糖尿病患者の下肢切断リスクを上昇させる可能性は否定できないが,議論の余地が残る.
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