特集 皮膚外用薬を使いこなす!
湿疹[ステロイド外用薬]
沼田 貴史
1
1東京医科大学 皮膚科学分野
pp.748-752
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2024070002
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Point
・原因のある湿疹については,ステロイド外用薬を用いた治療に加えて,原因の精査を行う.
・ステロイド外用薬は5つのランクに分けられており,湿疹の重症度と,塗布する部位を考慮し,適用するステロイド外用薬を決定する.
・体の部位により外用薬の吸収率が異なる.また,湿疹部ではバリア機能が破綻し,健常部と比べてステロイドの吸収率が上昇している.
・小児では大人に比べて,体重に対する体表面積が広く,相対的にステロイド外用薬による全身性の副作用を起こしやすい.
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