Report
片頭痛治療薬の過少使用と慢性化リスク:薬局薬剤師が果たす役割
石井 正和
1
,
伊東 育己
2
1帝京平成大学薬学部 生理・病態学ユニット
2帝京平成大学薬学部 地域薬局学ユニット
pp.1163-1166
発行日 2026年6月5日
Published Date 2026/6/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026070027
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はじめに
近年,急性期薬や予防薬の不十分な使用(過少使用)が片頭痛の慢性化につながる可能性が指摘され,「medication underuse headache」という病態概念が提案された1).この概念は,薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)と対をなす病態として注目されており,過少使用が単なる治療不足ではなく,慢性化リスクを高める独立した要因であることを示唆している.過少使用と薬物乱用頭痛という両極端の問題に対し,薬局薬剤師は適正使用を支えるゲートキーパーである.

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