特集 抗アミロイドβ抗体 アルツハイマー病新薬をよみとくB面,やくだつC面
[C面]抗アミロイドβ抗体の適正使用をサポートするための臨床知識③ 抗アミロイドβ抗体の投与前の処方設計
和泉 唯信
1
,
松原 知康
1
,
藤田 浩司
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部 臨床神経科学分野
pp.951-954
発行日 2025年5月5日
Published Date 2025/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025060014
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Key Points
抗アミロイドβ抗体のインフュージョンリアクションとして発熱の頻度が高いため,初回投与時にはアセトアミノフェンを頓服としてあらかじめ処方する.
レカネマブ投与量は体重で決まるため,投与前に体重測定する.ドナネマブは体重で投与量は変わらないが,4回目以降は投与量が倍になる.
コリンエステラーゼ阻害薬はアルツハイマー病による軽度の認知症の場合,投与を検討する.軽度認知障害は適応外である.

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