特集 頻用漢方薬の使いこなし 典型レシピ・奥の手レシピ
半夏瀉心湯
米永 一理
1
1東京大学 大学院医学系研究科イートロス医学講座
キーワード:
Dinoprostone
,
下痢
,
高アルドステロン症
,
抗炎症剤
,
抗酸化剤
,
抗細菌剤
,
口内炎
,
鎮痛剤
,
Irinotecan
,
半夏瀉心湯
,
甘草
,
含嗽
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Dinoprostone
,
Stomatitis
,
Hyperaldosteronism
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Antioxidants
,
Diarrhea
,
Irinotecan
,
Analgesics
,
Glycyrrhiza uralensis
,
Hange-shashinto
pp.2365-2369
発行日 2022年8月5日
Published Date 2022/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022265991
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<Key Points>(1)この漢方処方が適応となる「主要な症候」は?消化管粘膜の状態が悪化することで起こる症候。例として口内炎、悪心・嘔吐、胸やけ、下痢、精神神経症状。(2)この漢方処方が頻用される「著効患者像」は?体力が中等度の人(多くの人が該当)で、心窩部の膨満感、腹鳴があり、前述の症候を訴える患者。(3)この漢方処方の主要な症候に対する「エビデンス」は?プロスタグランジンE2産生抑制による抗酸化作用、抗炎症作用、鎮痛作用、抗菌作用が判明している。
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