特集 頻用漢方薬の使いこなし 典型レシピ・奥の手レシピ
補中益気湯
浅羽 宏一
1
1近森会近森病院 総合診療科
キーワード:
感染
,
腫瘍
,
食欲不振
,
疲労
,
補中益気湯
Keyword:
Infections
,
Fatigue
,
Neoplasms
,
Anorexia
,
Bu-zhong-yi-qi-tang
pp.2346-2349
発行日 2022年8月5日
Published Date 2022/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022265987
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<Key Points>(1)この漢方処方が適応となる「主要な症候」は?補中益気湯は四肢のだるさを伴う全身倦怠感や食欲不振、体力低下を主要な症候として処方する。(2)この漢方処方が頻用される「著効患者像」は?普段は元気であるが、感染症や食べ過ぎ、働き過ぎなどで一時的に消化機能が低下している人に処方する。(3)この漢方処方の主要な症候に対する「エビデンス」は?臨床試験で、感染症やがん患者の食欲不振や全身倦怠感に対する補中益気湯の症状改善効果が報告されている。
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