特集 頻用漢方薬の使いこなし 典型レシピ・奥の手レシピ
麦門冬湯
境 修平
1
1なのはな耳鼻咽喉科
キーワード:
診療ガイドライン
,
麦門冬湯
,
乾性咳
Keyword:
Practice Guidelines as Topic
,
Bakumondo-to
pp.2342-2345
発行日 2022年8月5日
Published Date 2022/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022265986
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<Key Points>(1)この漢方処方が適応となる「主要な症候」は?喉が乾燥して、痰が少量で切れづらく、咳が連続しなかなか止まらず顔が真っ赤になる症候に用いる。(2)この漢方処方が頻用される「著効患者像」は?比較的体力が低下し、乾燥を訴える患者に用いる。小児や肥満体(水太り)に使うことは少ない。消化機能が衰えている患者が多い。(3)この漢方処方の主要な症候に対する「エビデンス」は?『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019』によると麦門冬湯は乾性咳嗽に対して「IIB:行うよう勧められる」と記載されている。
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