特集 「がん治療継続」サポートの柱になる
がん治療の継続をサポートする 薬剤師もできること・薬剤師だからできること 高確率で起きる「Bad News」を伝える 審美的問題への対策・対応
野澤 桂子
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1目白大学 看護学部看護学科
キーワード:
抗腫瘍剤
,
腫瘍
,
医療従事者-患者関係
,
爪疾患
,
脱毛症
,
頭皮
,
薬剤師
,
診療ガイドライン
,
スキンケア
,
寒冷療法
,
美容法
,
服薬指導
,
身体的外見
,
かつら
,
養毛剤
Keyword:
Cosmetic Techniques
,
Antineoplastic Agents
,
Skin Care
,
Physical Appearance, Body
,
Cryotherapy
,
Practice Guidelines as Topic
,
Pharmacists
,
Scalp
,
Neoplasms
,
Nail Diseases
,
Alopecia
,
Professional-Patient Relations
pp.3348-3353
発行日 2021年11月5日
Published Date 2021/11/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022030334
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<Key Points>◎抗がん薬治療により患者が苦痛を感じる審美的問題には、脱毛・皮膚障害・爪障害・浮腫がある。◎薬剤師は、原因となる薬剤の説明のみならず、症状が発生する時期や程度、回復までの見通しを伝える。◎患者の悩みは、症状そのものより、症状からがんが露見してこれまでの人間関係が壊れてしまう不安・社会的関係性にある。◎患者を適切に支援するには、エビデンスをベースにしながらも、状況分析と課題解決フレームを用いるとよい。◎社会生活を送りながら治療できるよう、身体・心理・社会の観点から患者と一緒に工夫することも薬剤師の重要な仕事である。
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