特集 病院から地域へつなぐロービジョンケア
ロービジョンの基礎知識
仲泊 聡
1
1理化学研究所生命機能科学研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト
キーワード:
視神経萎縮
,
視野検査
,
糖尿病性網膜症
,
黄斑変性症
,
網膜色素変性症
,
夜盲症
,
緑内障
,
世界保健機関
,
低視力
,
年齢因子
,
羞明
,
脈絡膜萎縮
Keyword:
Vision, Low
,
Optic Atrophy
,
Glaucoma
,
World Health Organization
,
Night Blindness
,
Diabetic Retinopathy
,
Macular Degeneration
,
Age Factors
,
Retinitis Pigmentosa
,
Photophobia
,
Visual Field Tests
pp.2413-2417
発行日 2021年5月5日
Published Date 2021/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021207603
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<Key Points>◎日本学術会議では、ロービジョンを「成長・発達あるいは日常生活・社会生活に何らかの支障を来す視機能または視覚」と定義している。◎世界保健機関の基準では、現在、世界には約3,600万人の全盲者と約2億1,600万人のロービジョン者がいる。◎視覚障害の原因疾患は、緑内障が最多で以下、網膜色素変性、糖尿病網膜症、黄斑変性、脈絡網膜萎縮、視神経萎縮などが多い。◎眼科臨床では、網膜中心部の機能を矯正視力で、周辺部の機能を視野検査で評価している。◎視力・視野以外にも明るさ順応、色覚、奥行き知覚、眼球運動、瞳孔運動、焦点調節などの問題からもロービジョンは生じる。
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