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The Journal of Practical Pharmacy Volume 72, Issue 5 （April 2021）

薬局 72巻5号（2021年4月発行）

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特集感染症とステロイド　感染リスクと感染症への効果を理解して使いこなす

ステロイドによる感染症の発症機序とリスク要因上蓑義典 ¹ ¹慶應義塾大学医学部臨床検査医学キーワード： Glucocorticoids , ヘルペスウイルス科感染症 , Pneumocystis carinii , 易感染性宿主 , 感染 , 危険因子 , 結核 , 好中球減少症 , 肺炎-ニューモシスチス , 皮膚生理学的現象 , 細胞性免疫 , 免疫抑制剤 , 薬物用量反応関係 , 液性免疫 Keyword: Infections , Immunity, Cellular , Herpesviridae Infections , Immunosuppressive Agents , Glucocorticoids , Neutropenia , Immunocompromised Host , Pneumonia, Pneumocystis , Dose-Response Relationship, Drug , Tuberculosis , Risk Factors , Skin Physiological Phenomena , Immunity, Humoral , Pneumocystis carinii pp.2260-2263

発行日 2021年4月5日 Published Date 2021/4/5

DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021181615

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＜Key Points＞◎免疫不全には皮膚バリア不全、好中球減少、液性免疫不全、細胞性免疫不全の4タイプがある。◎ステロイドは、さまざまな炎症性サイトカインの抑制を行うため免疫能に影響を及ぼす。◎ステロイドが最も抑制するのは細胞性免疫である。◎細胞性免疫不全で起きやすい感染症は結核やPneumocystis jirovecii肺炎、ヘルペスウイルス属感染症などが代表的である。◎ステロイドによる感染症のリスクは投与量による。