特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 胃癌治療薬
岩井 美奈
1
,
吉村 知哲
1大垣市民病院 薬剤部
キーワード:
Cisplatin
,
胃腫瘍
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
Evidence-Based Medicine
,
Paclitaxel
,
Capecitabine
,
Docetaxel
,
Oxaliplatin
,
Nivolumab
,
Ramucirumab
,
Pembrolizumab
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Stomach Neoplasms
,
Paclitaxel
,
Oxaliplatin
,
Capecitabine
,
Cisplatin
,
Docetaxel
,
Nivolumab
,
Ramucirumab
,
Pembrolizumab
pp.152-157
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106242
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<Key Points>◎HER2陽性切除不能な進行・再発胃癌の一次治療はカペシタビン+シスプラチン(CDDP)+トラスツズマブ併用療法が推奨される。◎HER2陰性切除不能な進行・再発胃癌の一次治療はS-1またはカペシタビン+CDDP併用療法が推奨される。ニボルマブと化学療法の併用療法が現在申請中である。◎治癒切除不能な進行・再発胃癌の二次治療はラムシルマブ+パクリタキセル併用療法が推奨される。◎治癒切除不能な進行・再発胃癌の三次治療以降はニボルマブ、トリフルリジン・チピラシルが推奨され、トラスツズマブデルクステカンも選択肢に加わった。◎治癒切除不能な進行・再発MSI-High胃癌の二次治療以降はペムブロリズマブが推奨される。◎術後補助療法は、ステージIIの場合がS-1の1年間投与、ステージIIIの場合がカペシタビン+オキサリプラチン併用(CapeOX)療法などオキサリプラチン併用療法の6ヵ月間投与、S-1+ドセタキセル併用療法の1年間投与が推奨される。
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