特集 免疫チェックポイント阻害薬 押さえておきたい知識とスキル
免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果と免疫関連有害事象のメカニズム
山口 央
1
,
各務 博
1埼玉医科大学国際医療センター 呼吸器内科
キーワード:
甲状腺機能低下症
,
腫瘍
,
糖尿病-1型
,
副腎機能低下症
,
免疫系疾患
,
T細胞
,
リンパ球活性化
,
腫瘍逃避
,
CTLA-4抗原
,
Programmed Cell Death 1 Receptor
,
免疫チェックポイント阻害剤
Keyword:
Tumor Escape
,
Hypothyroidism
,
Immune System Diseases
,
Lymphocyte Activation
,
Diabetes Mellitus, Type 1
,
Neoplasms
,
Immune Checkpoint Inhibitors
,
T-Lymphocytes
,
Adrenal Insufficiency
,
Programmed Cell Death 1 Receptor
,
CTLA-4 Antigen
pp.3434-3441
発行日 2020年11月5日
Published Date 2020/11/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021085865
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<Key Points>◎免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療にあたっては、「がん免疫サイクル」「がん免疫編集」「T細胞疲弊」の理解が必須である。◎免疫関連有害事象(irAE)の主な機序はT細胞活性化による過剰免疫応答であり、多臓器に発症しうる。よって、症状は多彩である。◎irAE発症がICI治療の予後良好因子であるとする複数の報告がある。よって、irAEはただ恐れるだけでなく正しくマネジメントしなければならない。
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