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The Journal of Practical Pharmacy Volume 71, Issue 10 （September 2020）

薬局 71巻10号（2020年9月発行）

特集貧血　最新の薬物治療戦略と実践ポイント

貧血の薬物治療戦略!どの薬剤をいつ･どの患者に･どう使う?!　巨赤芽球性貧血藤原亨 ¹ ¹東北大学病院検査部キーワード：胃壁細胞 , 筋肉内注射 , 投薬計画 , 内因子 , 貧血-悪性 , 貧血-巨赤芽球性 , Folic Acid , 葉酸欠乏症 , Mecobalamin , 早期診断 , 亜急性連合性脊髄変性症 , 抗胃壁細胞抗体 Keyword: Drug Administration Schedule , Injections, Intramuscular , Folic Acid , Folic Acid Deficiency , Parietal Cells, Gastric , Intrinsic Factor , Anemia, Megaloblastic , Anemia, Pernicious , Early Diagnosis , Subacute Combined Degeneration , Mecobalamin pp.3101-3105

発行日 2020年9月5日 Published Date 2020/9/5

DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020378949

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文献概要
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＜Key Points＞◎巨赤芽球性貧血はビタミンB12欠乏、葉酸欠乏によるDNA合成障害が主な原因である。◎ビタミンB12欠乏を来す代表的な疾患は悪性貧血に伴うビタミンB12吸収障害である。◎ビタミンB12欠乏により亜急性連合性脊髄変性症を合併することがあるため、早期診断が重要である。◎ビタミンB12(メコバラミン)の補充は筋注が原則で、多くの場合は生涯にわたる補充療法が必要になる。◎ビタミンB12欠乏と葉酸欠乏が合併しているときは、葉酸補充に先立ってメコバラミンの補充を優先させる。