Japanese
English
資料
わが国の看護基礎教育における臨床判断を行うための基礎的能力を培う教育方法に関する文献検討
Literature Review on Educational Methods to Cultivate Basic Ability to Make Clinical Judgment in Nursing Education in Japan
森谷 利香
1
,
志戸岡 惠子
1
,
青野 美里
1
,
松本 葉子
1
Rika MORIYA
1
,
Keiko SHIDOOKA
1
,
Misato AONO
1
,
Yoko MATSUMOTO
1
1摂南大学看護学部
1Setsunan University, Faculty of Nursing
キーワード:
臨床判断
,
看護基礎教育
,
教育方法
,
文献検討
,
clinical judgment
,
nursing education
,
education method
,
literature review
Keyword:
臨床判断
,
看護基礎教育
,
教育方法
,
文献検討
,
clinical judgment
,
nursing education
,
education method
,
literature review
pp.48-58
発行日 2022年6月30日
Published Date 2022/6/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200337
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
要旨
本研究の目的は、文献検討を通してわが国の看護基礎教育において臨床判断を行う基礎的能力を培う教育方法の現状を概観する。そのうえで、タナーの臨床判断モデルを用いて「気づく」「解釈・反応する」「省察する」というフェーズに基づき教育方法の工夫と成果、課題について整理するとともに、今後の教育について検討する。医学中央雑誌web版によって目的に沿って文献を10件選択した。結果、教育方法としてはシミュレーション教育が多く用いられていた。臨床判断能力を促進するための教育方法の工夫として「気づく」ために対象理解やイメージ化を、「解釈・反応する」ためにリアルな反応や反復して実施できる環境整備をしていた。「省察する」ためにリフレクションの機会を設けていた。成果として学生は臨機応変に対応することを学び、自己の課題に向き合っていた。課題として、学生の気づく力の強化や状況に適した臨機応変な実践が挙げられた。
Copyright © 2022, Japan Society of Nursing and Health Care All rights reserved.