◆特集 介護保険実施後,2年が経過して—それぞれの立場から
ケアマネージャーの立場から
原 長也
1
1介護老人保健施設明生園
pp.430-432
発行日 2002年10月15日
Published Date 2002/10/15
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はじめに
介護保険法は,施行直前の保険料徴収の猶予や保険請求の電算化など,利用者及びサービス提供者が不安と混乱を抱えたまま全力疾走のごとく動き始めた.その後,訪問通所系短期入所系の一本化や福祉用具関連の細かな修正はあったが,2年が経過し新しい制度に対する不安や混乱は軽減しつつある.そして,現在は「サービスの質」が大きな課題となっており,質の向上のために制度及び実務の両面から見直しが検討されている.特に,ケアプランの質は利用者及び家族にとって直接生活に影響するものであり,在宅支援・自立支援の視点からは介護保険法の骨幹部分であるとも言える.
私は,介護保険法施行準備期の平成11年10月からケアマネージャー業務に携わっている.歴史の浅い職種であるが,ケアマネージャーの視点から介護保険法に携わる作業療法士へお願いしたいことを述べたいと思う.
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