Japanese
English
◆実践ノート
摂食機能障害とQOLとしての食事
Striving for quality of life : problems when feeding people with physically handicaps
渡邊 愛記
1
,
大月 肇
2
,
小口 貴広
3
Aki Watanabe
1
,
Hajime Otsuki
2
,
Takahiro Oguchi
3
1晴陵リハビリテーション学院
2老人保健施設 長寿の里
3諏訪湖畔病院
1Department of Occupational Therapy, Seiryo Rehabilitation College
2Tyoju-no-sato, the Health Institution for the Aged
3Suwakohan Hospital
キーワード:
摂食機能障害
,
適応食品
,
QOLとしての食事
Keyword:
摂食機能障害
,
適応食品
,
QOLとしての食事
pp.240-246
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:作業療法士は,摂食機能障害に対する評価後,栄養士や言語療法士等と共に,各患者に適切な調理形態を選択し,摂食機能の獲得とQOLの向上を目的としてアプローチするのが望ましい.
摂食機能障害を有する患者に対する食物形態は,筆者らの経験をもとに①流動食,②ミキサー食,③三分・五分・七分粥食,④全粥食,⑤普通食の5段階に分類が可能である.各段階の特徴を理解したうえで,他職種と連携した対応が要求される.
「食事」は栄養摂取の目的ばかりでなく,その人の生活を豊かにする大切な活動の一つとも言える.ADL上で機能的側面から評価するばかりでなく,対人関係や心理的側面等も踏まえた,各個人の“QOLを高めるための行為”でなければならない.
Copyright © 1996, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.