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特集 排尿・排便の障害学
2 排尿障害に対するリハビリテーション治療のエビデンス
Evidence for Rehabilitation for Urinary Dysfunction
青木 芳隆
1,2
,
阿部 由依
3
Yoshitaka Aoki
1,2
,
Yui Abe
3
1社会医療法人寿人会木村病院泌尿器科
2福井大学学術研究院医学系部門看護学領域
3北海道科学大学保健医療学部理学療法学科
キーワード:
尿失禁
,
排尿自立
,
排尿ケア
,
骨盤底筋トレーニング
Keyword:
尿失禁
,
排尿自立
,
排尿ケア
,
骨盤底筋トレーニング
pp.665-672
発行日 2023年8月18日
Published Date 2023/8/18
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要旨 尿失禁はQOLのみならず,人間の尊厳にもかかわる問題である.多職種連携で行う排尿自立支援の普及とともに,尿失禁を含む排尿障害を有する患者に対して,泌尿器科治療とリハビリテーション医療の連携は重要なものとなっている.泌尿器科で行う生活指導,薬物療法だけでは改善しないこともあり,トイレまでの移動,トイレ移乗,トイレ内での着脱衣などができるようにリハビリテーション治療を行う必要があることも多い.さらに,骨盤底リハビリテーションの1つである骨盤底筋トレーニング(PFMT)は,腹圧性尿失禁だけでなく過活動膀胱症状にも有効であり,現在までに多くのエビデンスが蓄積されており,それらを本稿で紹介する.
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