JARM NEWS【REPORT】
日本安全運転・医療研究会/神経難病リハビリテーション研究会
小林 康孝
1
,
中馬 孝容
2
1福井総合病院リハビリテーション科
2滋賀県立総合病院リハビリテーション科
pp.474-475
発行日 2020年5月18日
Published Date 2020/5/18
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- 文献概要
第4回日本安全運転・医療研究会が「住み慣れた地域での社会参加を目指して」というテーマで,2019年12月13日(金)〜14日(土),福井県県民ホール・福井市地域交流プラザで開催されました.393人が参加し,口述21題,ポスター55題という目標を上回る数の演題が集まり,演題締め切りを延ばすことなく済みました.参加者は医師47人,PT 13人,OT 182人,ST 37人,看護師10人,技術職5人,販売員23人,学生17人,教習所関連7人,教員3人,その他49人でした.特別講演には,内閣府の近藤共子政策統括官が登壇.各分野の方々に幅広く議論していただき,多くの皆様からご好評をいただけました.今回の大会テーマに基づいた「地域トピックス」のセッションでもあったように,運転の問題は,環境の異なる各地域で工夫を凝らすことが必要です.また,会長講演でも述べましたが,今日,認知機能にばかり注目が集まっていますが,運転には認知(cognition),体調・病状(condition),性格(character),環境(circumstance)の4つを考慮する必要があることを今後も強調していきたいと個人的には考えています.
次回第5回は,東京慈恵会医科大学附属第三病院リハビリテーション科の渡邉 修先生が大会長となり開催されます.また,前回の幹事・世話人会では,これまでの開催状況から,学会化が可能と判断され,第6回よりの学会化をめざして準備が開始されました.
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