Japanese
English
特集 より安全なスポーツ復帰をめざすリハビリテーション診断・治療
6 膝前十字靱帯損傷
Anterior Cruciate Ligament Injury
木村 由佳
1
,
石橋 恭之
1
,
津田 英一
2
Yuka Kimura
1
,
Yasuyuki Ishibashi
1
,
Eiichi Tsuda
2
1弘前大学大学院医学研究科整形外科学講座
2弘前大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座
キーワード:
膝前十字靱帯再建術
,
再損傷
,
再建靱帯損傷
,
対側損傷
,
再損傷予防
Keyword:
膝前十字靱帯再建術
,
再損傷
,
再建靱帯損傷
,
対側損傷
,
再損傷予防
pp.784-790
発行日 2019年10月18日
Published Date 2019/10/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 膝前十字靱帯(ACL)損傷は大多数がスポーツ活動中に発生する.治療としては,再建術が行われており,近年,手術手技には種々の改良が加えられ,安定した術後成績が期待できるようになった.一方で,スポーツ復帰後の再損傷やパフォーマンスの回復など,安全なスポーツ復帰という点に関しては,いまだ解決されていない課題が残されている.再損傷には複数の因子の関連が考えられているが,危険因子の1つとして不良な神経筋コントロール機能が,術後も長期間にわたり継続していることが指摘されている.不良な動作パターンは介入を行うことで修正可能であると考えられ,再損傷の予防を考慮したリハビリテーション治療が重要である.
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