Japanese
English
特集 息切れのリハビリテーション
2 息切れの評価法
Evaluatian of Dyspnea
中村 健
1
,
岡村 正嗣
2
,
佐伯 拓也
2
Takeshi Nakamura
1
,
Masatsugu Okamura
2
,
Takuya Saeki
2
1横浜市立大学医学部リハビリテーション科学
2横浜市立大学附属病院リハビリテーション科
キーワード:
呼吸困難
,
呼吸苦
,
日常生活動作能力
,
直接的評価
,
間接的評価
Keyword:
呼吸困難
,
呼吸苦
,
日常生活動作能力
,
直接的評価
,
間接的評価
pp.941-946
発行日 2017年12月18日
Published Date 2017/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 息切れは,健常者においても急激な激しい運動を行うと起こるが,安静時や軽微な運動によって息切れが起こる場合には,病的な状態であることが考えられる.息切れの程度を評価するための代表的な評価法には,修正Borgスケール,Visual Analogue Scale(VAS),Fletcher,Hugh-Jones分類,modified British Medical Research Council(mMRC)息切れスケール,Baseline Dyspnea Index(BDI)およびTransition Dyspnea Index(TDI),Oxygen Cost Diagram(OCD)などがある.
さらに,病的な息切れであると判断した場合は,息切れの原因となっている疾患を診断することが重要である.息切れの原因には,呼吸器疾患,循環器疾患,神経筋疾患,廃用症候群などが考えられる.まず,呼吸数・呼吸様式,呼吸音,心音,心拍,血圧,胸郭・四肢所見などの身体所見から,息切れの原因疾患を判断することが重要である.
Copyright © 2017, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.