リハニュース【医局だより】
弘前大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座
三浦 和知
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1弘前大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座
pp.814-815
発行日 2017年10月18日
Published Date 2017/10/18
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- 文献概要
当教室は,2016年2月に現教授の津田英一が初代リハビリテーション医学講座教授に就任し,本学に新たに開設されました.それまでは,1977年4月に設立された前身の脳卒中研究施設リハビリテーション部門が医学部附属病院リハビリテーション部門の診療と研究を行ってきました.2005年4月からはリハビリテーション科専門医が不在となったため,同院整形外科スタッフが診療を引き継いできました.現在,医局員は教授と私の2名のみですが,2018年4月から始まるリハビリテーション科新専門医制度には県内4施設(弘前脳卒中・リハビリテーションセンター,弘前健生病院リハビリテーション科,青森市民病院リハビリテーション科,はまなす医療療育センター)に勤務するリハビリテーション科指導医の先生方に協力していただく予定になっています.
当院は主に急性期を担う総合病院ですので,運動器,中枢,内部障害,がん,小児,神経筋疾患,嚥下障害などの全般的な疾患の患者に対するリハビリテーションを行っています.特にスポーツ外傷・障害を中心とした整形外科疾患とStroke Care Unitを有する脳神経外科の患者さんが多くなっています.また,本年2月からは北東北で初めてロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb, Cyberdyne, Japan)を用いた歩行リハビリテーションを,神経筋希少8疾患の患者さんを対象として開始し,現在までのべ15名の患者さんが歩行訓練を無事に終えています.
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