Frederic J Kottke教授を偲んで

　日本リハビリテーション医学会で，長年にわたりHonorary Memberとしてお世話いただいた，米国ミネソタ大学医学部リハビリテーション（以下，リハ）医学科のFrederic J Kottke教授が2014年5月23日に96歳でご逝去されました．日本のみならず，世界中のリハ医学関係者にとって痛恨の極みです．

　Kottke教授は米国ミネソタ州出身で，ミネソタ大学医学部でMD, PhD（生理学）コースを終えられ，Mayo Clinic（ミネソタ大学医学部大学院）でFrank Krusen教授と其の仲間たちと，リハ医学（最初はPhysical Medicine：物理医学）を研鑽されました．そして，1952年にミネソタ大学医学部リハ医学科初代主任教授に就任され，1982年までの30年間，米国のみならず世界のリハ医学界をリードして来られました．