連載 地域で役立つ失語症訓練 課題と教材
—集中力を高めよう①—「ナンプレ」(個別課題)/—集中力を高めよう②—「仮名シークワーズ」
鈴木 勉
1
,
有賀 恵子
2
1地域活動支援センターはるえ野
2社会福祉法人東京光の家
pp.252-255
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201218
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
課題について
ナンプレは,数独とも呼ばれるゲームです(図1)。脳トレゲームとして人気があり,電車の中で問題を解いている人を見かけることもあります。空白のマスに,1〜9の中の適当な数字を書き入れます。数を扱うゲームですが,計算の必要はありません。マスに入れる数字を推理する知的なゲームです。
失語症の人は計算が難しくなることがありますが,ナンプレは計算は要らないので,数字が書ければ楽しめます。たとえ自力で数字が書けなくても,写すことができれば大丈夫です。
Copyright © 2020, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.