特集 認知症に優しい地域づくり—認知症地域支援推進員の活動
扉
「地域リハビリテーション」編集室
pp.11
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201028
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2015年1月に策定された認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)は,施策の軸の1つとして認知症地域支援推進員(以下,推進員)を位置づけました。医療・介護における専門的知識・経験をもつ医師や看護師,リハ専門職,社会福祉士などの専門職や,特定の研修を修了し市区町村が認めた者を推進員として全国の市区町村の地域包括支援センターなどに配置し,認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるための支援を効果的に行えるよう医療・介護等の支援ネットワーク構築,認知症対応力向上のための支援,本人や家族,地域住民への相談支援や情報・啓発などを行うことが求められています。
いま各地では推進員がそれぞれの地域の特性に応じ,医療介護職だけでなく地域住民も広く巻き込み認知症の人に優しい地域づくりを仕掛けています。本特集では全国各地で活躍する推進員の活動の一端を紹介します。認知症のみならず,さまざまな地域ネットワーク構築のヒントを得られればと思います。
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