Japanese
English
特集 脊椎外傷—捻挫から脊髄損傷まで
第3章 特異な病態
発育期の腰椎スポーツ障害
Lumbar Injury in Children and Adolescents
東野 恒作
1
,
西良 浩一
1
Kosaku HIGASHINO
1
,
Koichi SAIRYO
1
1徳島大学大学院運動機能外科学
1Department of Orthopedics, Institute of Biomedical Sciences, Tokushima University Graduate School
キーワード:
小児(children)
,
スポーツ(sports)
,
腰椎(lumbar spine)
Keyword:
小児(children)
,
スポーツ(sports)
,
腰椎(lumbar spine)
pp.443-450
発行日 2016年4月25日
Published Date 2016/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200366
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はじめに
発育期の腰椎スポーツ障害では,早期発見でしか治癒させ得ない病態があり,早期の的確な診断が求められる.小児は成人のミニチュアではなく,発育に伴い構造もダイナミックに変化していく.この時期の器質的腰痛を診断し治療するためには,発育についての知識が不可欠である.
本稿では,腰椎の発育過程について概括し,腰椎分離症,腰椎終板障害と腰椎椎間板ヘルニアに焦点をあて,病態と診断および治療について述べる.
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