わたしの大切な作業・第41回
毎日,締め切り
秋山 仁
pp.1107
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202688
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私の生活の中で一番多くの時間を占めている作業は原稿を書くことです。原稿は、数学の論文や本、記事の執筆、日常の事柄に関するエッセイだったり様々です。原稿は必ず最初に手書きで作成することにしています。頭の中で全体の構成が決まったときに、やっと書き始めます。そこまでが大変で、頭の中で延々と自問自答を繰り返します。ところが、その一番苦しんでいる作業中は、他の人から見れば、座ったままボーッとしているだけにしか見えないようです。「間もなく締め切りなんですが、まだですか?」なんて冷たく言われると、カチーンときます(笑)。手書きで書き上げた原稿をタイプして、時間を少し置いて何度か推敲してようやく完成です。一度書いても説明の仕方が気に喰わなく何度も書き直したりして、完成が近づいた頃には漫画に出て来るような状況になってしまいます(写真)。
原稿を書いてばかりいると、腰が痛くなるので、5年位前からウォーキングを心がけるようになりました。私も万歩計をつけ、1日の目標を8000歩に設定しています。歩くと血行がよくなり体がラクになるだけでなく、気分転換になり、良いアイディアが湧いてくることがあります。
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