増刊号 発達障害の作業療法
第2章 発達障害の支援と作業療法—幼児期から青年期・成人まで
12 —恋愛・結婚—人とのつきあい—親・家族①—発達障害をもつ人たちの結婚—事例から学ぶ
佐々木 清子
1
Kiyoko Sasaki
1
1日本リハビリテーション専門学校
pp.802-805
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201381
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結婚は,どの人にとっても,人生の大きな転機となる出来事である.結婚により,他人と共に生活し,子どもを産み育て,お互いの親戚との関係もつくりながら,家庭を築いていく.発達障害の有無に限らず,結婚をして幸せと思えている人もいれば,そうでない人もいる.しかし,発達障害があることで,結婚生活に支障をもつ人たちがいる.筆者は,障害のある子どもたちの支援をしていく中で,両親自身や兄弟の発達障害が明らかとなった人たちに出会った.今回,インタビューの協力を得た3事例を紹介し,「発達障害がある人たちの結婚」というテーマについて学んだことを述べていく.
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