連載 実践!まちづくり—青年療法士まちづくり塾の挑戦・第4回
合宿後の活動 その1
石浜 実花
1,2
Mika Ishihama
1,2
1プライマリケア株式会社
2青年療法士まちづくり塾
pp.584-589
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200954
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合宿の余韻,冷めやらぬうちに
「青年療法士の力を地域に還元したい」との思いで開催した合宿も成功に終わり,一息つこうとしていていた矢先である.恩師の香川大学大学院地域マネジメント研究科の髙塚 創教授より,「2016年度(平成28年度)ポストMBAプログラム推進事業の締切りが近づいているので,応募してみませんか」と誘いをいただいた.ポストMBAプログラムとは,当研究科修了生が修了後に取り組んでいる新たな課題への取り組みを大学が支援することで,地域活性化の具体的な成果を実現しようというプログラムである.塾生の実践への情熱が冷めない「今,ここ」こそ,合宿で企画したアイデアを実行に移す絶好の機会であり,塾生の藤本氏,津川氏,田中氏が中心となって集まり,応募に挑戦することが決定した.
合宿で出た塾生のアイデアは革新性があり,地域活性化に資するはずであるという自信はあったものの,いざ行動につながる事業計画を作成するとなると,つくる過程でいろいろな課題が浮かび上がり,つまずき,髙塚教授より多くの指摘をいただいた.大学の事業とするとなると当然の厳しさかもしれない.
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