学会・研修会印象記
第5回 障害者自動車運転研究会
野村 庸子
1
1東京都リハビリテーション病院
pp.234
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100440
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2013年12月1日(日),東京慈恵会医科大学1号館3階講堂にて「第5回 障害者自動車運転研究会」が開催されました.この研究会は,障害をもたれた方が安全に自動車運転に復帰できるように支援することを目的に設立され,今回で5回目を数えます.参加者はおよそ200名で,関東のみならず全国各地の医師,PT,OT,ST,教習所スタッフ,当事者の方など,幅広い方々が参加されました.
今回の研究会は,講演とシンポジウムの2本立てでの開催でした.講演では警察庁交通局運転免許課の宮島克益様より「道路交通法改正について:疾病や障害をもつ人と自動車運転」という演題でご発表いただきました.鹿沼や祇園での悲惨な交通事故を受けての道路交通法改正までの経緯や,一定の症状を有する者を的確に把握するための医師による任意の届け出制度,虚偽申告に対する罰則の整備等について詳しく勉強することができる貴重な機会となりました.
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