学会・研修会印象記
ニューロダンス研修会(入門編)―2013年7月6日(土)大阪医療福祉専門学校
横山 由梨子
1
1市立池田病院
pp.1378
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100328
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「ダンスは得意ですか?」と訊かれて,「はい」と笑顔で答えられる人は,多くないと思います.私も,ダンスとは縁がないOTの1人としてこの研修会に参加しました.ニューロダンス研究会は,ダンス時の脳の働きに着目し,各疾患のリハにダンスを役立てようと,結成された研究会です.冒頭の主催者の挨拶の後,早速実技となり,参加者全員が踊ることに! 参加者の多くは,慣れないダンスに緊張し不安でしたが,橋本弘子先生(藍野大学)に導かれるままに踊りに夢中になるうちに,いつしか恥ずかしさを忘れ,初対面の相手にも笑顔で近寄り,ペアをつくれるようになりました.
集団をコントロールする難しさは,OTであれば多かれ少なかれ臨床で経験されていると思います.私も,空間をコントロールして,複数の対象者が一つの作業に取り組むよう誘導するのに苦労しています.今回のダンスを教わる経験から,音楽を共有すること,音やリズムに合わせて身体を動かすことは,うまく応用できるのではないか,とヒントを得ました.
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