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書評 ―山口 昇(編著)―作業療法臨床実習マニュアル―指導者と学生のために
田島 加奈子
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1虎の門病院分院
pp.1286
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100308
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今まさに,臨床実習の実習生を受け入れているところに,本書と出会いました.
私は,実習生を受け入れる際には,実習を通して作業療法が興味深く,楽しいものであると感じてほしいと考えてきました.しかしながら,実際に実習が始まると,実習生の性格や特性に配慮して指導を進めるというよりも,患者に対する評価・治療技術の習得や記録の作成,さらには職業人としてのマナーを身につけること等,さまざまな課題を遂行するという点に重きを置いてしまい,指導者と実習生が共に精神的に余裕がなくなってきてしまうというような実習を繰り返してきてしまいました.
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