別冊秋号 周術期管理
PART1 術前の準備
13 臨床工学技士の役割
高階 雅紀
1
1大阪大学医学部附属病院 手術部・臨床工学部・材料部・サプライセンター
pp.75-78
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200154
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手術部の業務は医師や看護師以外の多職種のスタッフの活躍によって支えられている。その中で臨床工学技士は体外循環に代表される手術支援業務と,非常に多種類の医療機器の保守管理業務の双方を担っている。特に,近年の鏡視下手術やロボット支援手術の普及,ハイブリッド手術室における経カテーテル手術の進歩により,手術支援業務は急速に拡大傾向にある。もちろん,手術部に臨床工学技士のリソースをどの程度投入するかは,その病院の規模や担うべき使命によるところが大きい。
本稿では,大阪大学医学部附属病院(以下,当院)の手術部を例に,その業務の多彩さを紹介する。
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