特集 ホスピタリストのための栄養療法
Part 4 外来編:慢性期の栄養療法
18.慢性呼吸器疾患における栄養療法:COPD,間質性肺炎—病態から考える評価指標と,実践上の注意点
田中 希宇人
1
Kyuto TANAKA
1
1日本鋼管病院 呼吸器内科
pp.797-801
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901200
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慢性呼吸器疾患では,呼吸仕事量や炎症性サイトカインの増加から,消費エネルギーが多いことが知られている。また除脂肪体重の減少を高頻度に伴い,予後悪化との関連が知られている。そのため,栄養療法は薬物療法とともに慢性呼吸器疾患の治療の柱と考えられている。
呼吸器疾患に対する栄養療法はエビデンスに乏しい領域ではあるが,本稿では慢性肺疾患や慢性呼吸不全の代表として,主に慢性閉塞性肺疾患(COPD*1)を取り上げて概説する。
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