特集 身体診察
各論編
【コラム④】女性器(乳房,骨盤内臓器,会陰)の診察—必要性や限界を知ったうえで,患者との相談および許可を得て行う
堀内 正夫
1
,
平岡 栄治
1
Masao HORIUCHI
1
,
Eiji HIRAOKA
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
pp.156-162
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901007
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乳房疾患を専門としない内科医であっても,腫瘤,乳汁分泌,皮膚変化といったコモンな乳房の訴えに対する系統的な乳房診察(視診・触診)を学ぶべきである。体重減少の鑑別としての悪性腫瘍のなかに乳がんは常に含まれており,診察は必須である。また,内診を行うべき状況の判断や,内診を産婦人科医に依頼した場合における結果の解釈など,内科医も内診の手技と骨盤内臓器の疾患に対する診断特性を知っておく必要がある。
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