特集 内分泌疾患2
Part 3 専門家からのメッセージ,共有したい知識
【コラム⑦】内科で知っておくべき小児科の内分泌疾患と移行期医療の考え方—下垂体前葉機能低下症,先天性副腎過形成症,Turner症候群
石井 智弘
1
Tomohiro ISHII
1
1慶應義塾大学医学部 小児科学
pp.480-484
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900926
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key point
・多くの小児期発症の慢性疾患では,小児期医療から成人期医療への移行が推奨されており,移行期医療(トランジション)は患者の心理発達段階に応じて継続されるべきである。
・下垂体前葉機能低下症,先天性副腎過形成症,Turner症候群などは,成人期医療に移行する適切な時期は定まっていない。複数の専門診療科間の連携が必要であるため,総合内科医などがハブとしてクラスター診療を取りまとめることが有用である。
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