特集 内分泌疾患2
Part 1 内分泌疾患を疑うきっかけは?
2.症状から疑う内分泌疾患—⑦口渇,多飲,多尿から疑う内分泌疾患とは?
西村 義人
1
Yoshito NISHIMURA
1
1岡山大学病院 総合内科・総合診療科
pp.305-306
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900891
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key point
・口渇,多飲,多尿の鑑別では尿崩症を想起しがちであるが,糖尿病や腎不全,電解質異常といったコモンな病態をまず押さえておく。
・上記を除外後に,1日尿量,尿比重,電解質,血漿/尿浸透圧,血漿パソプレシン(AVP)を測定し,多尿を鑑別する。
・意識障害で治療抵抗性の血中ナトリウム上昇を認めたら,尿崩症を見逃さない。
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