連載 Clinician Update
ホスピタリストが押さえておくべき20論文をセレクト
石丸 直人
1
,
藤谷 茂樹
2,3
1明石医療センター 内科
2東京ベイ・浦安市川医療センター
3聖マリアンナ医科大学 救急医学
pp.1106-1111
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900323
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1.Rate- and rhythm-control therapies in patients with atrial fibrillation:a systematic review. Ann Intern Med 2014;160:760-73. PMID:24887617
[研究デザイン]
システマチックレビュー
[背景・目的]
心房細動患者に対するレートコントロール法とリズムコントロール法の安全性と有効性を検証する。
[対象]
2000年1月1日から2013年11月12日までのPubMed,EMBASE,Cochrane Database of Systematic Reviewsから心房細動の成人患者において薬物療法もしくは非薬物療法のレートコントロール法とリズムコントロール法を比較した無作為化比較試験を検索
[介入・方法]
2名の研究者でデータ抽出し,AHRQ's Methods Guide for Effectiveness and Comparative Effectiveness Reviewsを用いて個々の試験の妥当性を評価した。英語以外の研究は除外。Funnel plot使用せず。ランダム効果モデルを用いて研究結果を統合した。異質性評価なし。
[プライマリアウトカム]
12か月の時点での洞調律復帰,洞調律維持,心房細動再発,心筋症の発症,死亡(全原因および心原性),心筋梗塞,心血管疾患による入院,心不全症状,脳卒中および他の塞栓イベント,出血イベント,治療の副次的作用
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