連載 Clinician Update
ホスピタリストが押さえておくべき20論文をセレクト
石丸 直人
1
,
藤谷 茂樹
2,3
1明石医療センター 総合内科
2東京ベイ・浦安市川医療センター
3聖マリアンナ医科大学 救急医学
pp.524-529
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900270
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1.A randomized trial of icatibant in ACE-inhibitor-induced angioedema. N Engl J Med 2015;372:418-25. PMID:25629740
[研究デザイン]
多施設二重盲検無作為化ダブルダミー比較試験
[背景・目的]
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬による上気道・上部消化管の血管浮腫の患者において,ステロイドと抗ヒスタミン薬併用と比較したicatibantの有効性を検証する。
[対象]
ACE阻害薬による上気道・上部消化管の血管浮腫にて救急部を受診した18〜95歳の患者
[介入・方法]
選択的ブラジキニンB2受容体阻害薬であるicatibant皮下注群,もしくはプレドニゾロン500mg,クレマスチン2mg静脈注射からなる現在の標準治療群に無作為に割り付けた(隠蔽化,研究者へのマスキングあり)。
[プライマリアウトカム]
浮腫完全消失までの平均時間(プロトコルごとの解析)
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