Abroad Diary 3
マインツ大学病院—麻酔科医とドイツ式麻酔看護師の活躍
佐藤 恒久
1,2
1Justus-Liebig-Universität Gießen
2浜松医科大学 麻酔・蘇生学講座
pp.949
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202667
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マインツ大学麻酔科のWerner教授と福井公子先生のご厚意により,マインツ大学病院の手術室を見学してきました。
マインツ大学病院は人口約22万人のマインツ市に二つある基幹病院の一つで,50室弱の手術室を擁しています。ただ,(ドイツではよくあるのですが)診療科ごとに独自の建物をもっており,手術室も診療科ごとの建物にそれぞれ配置されています。このため麻酔科医は各診療科の建物の手術室に出向いて麻酔を行う…という体制のようです。担当する麻酔科医も診療科ごとに半固定されており,それぞれに責任番の上級医がいて監督する体制を取っていました。それぞれの診療科の手術室は3〜4室なので,ぱっと見は日本の中堅病院の印象ですが,これが同じ敷地内に何棟もある,というのが独特に感じました。
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