症例検討 小児蘇生
生理学的評価および蘇生研究のホットトピック―心肺蘇生法ガイドライン2015に向けて
青山 和由
1
Kazuyoshi AOYAMA
1
1トロント大学 集中治療医学講座
pp.140-145
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102047
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小児は成人と比べて予備力が少ないため,急性期における増悪のスピードが速い。そのため,米国心臓協会American Heart Association(AHA)による小児蘇生トレーニングPediatric Advanced Life Support(PALS)では,成人に対するAdvanced Cardiaovascular Life Support(ACLS)に比べ,急性期病態の評価および対応に重点を置いている1,2)。
本稿では,PALSの生理学的評価を解説し,日本の小児蘇生法ガイドラインの特徴を述べる。さらに2015年の心肺蘇生法ガイドライン改訂に向けて,ホットトピックになると予測される研究論文の紹介・解説を行う。
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