連載 バンクーバー便り【最終回】
―40歳過ぎからはじめる海外留学―胸部手術の麻酔
石川 晴士
1,2
1東京医科歯科大学医学部附属病院 麻酔・蘇生・ペインクリニック科
2Department of Anesthesia, Vancouver General Hospital
pp.178-180
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101146
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11月19日の夜から翌朝にかけて,バンクーバーでは雪が10センチほど積もりました。その翌週から気温はずっと氷点下が続いており,東京生まれ,東京育ちの私としては,慣れない寒さに戸惑う毎日が続いています。バンクーバーで11月に雪が積もるのはたいへん珍しく,地元の人たちの間では大雪だった2008年の再来を恐れる声が上がっています。
さて,本連載の最終回はVancouver General Hospital(VGH)での胸部手術の麻酔についてお伝えします。実際の麻酔方法だけでなく,胸部麻酔部門や教育についても述べたいと思います。
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