連載 バンクーバー便り・3
―40歳過ぎからはじめる海外留学―麻酔と麻酔薬のVGHらしさ
石川 晴士
1,2
1東京医科歯科大学医学部附属病院 麻酔・蘇生・ペインクリニック科
2Department of Anesthesia, Vancouver General Hospital
pp.1028-1030
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101056
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雨が続いた長い秋から春が終わり,ついにバンクーバーに夏がやってきました。バンクーバーの夏といえば,最初に思い出されるのはやはり美しい海でしょう。6月下旬の昼間は陽射しが強いので,太陽が傾きかけた午後8時過ぎぐらいに海辺“English Bay”に行き,のんびりと読書をするのが最近の楽しみです。日本とは違って暑すぎるということがなく,そよそよと吹く海の風がとても心地よいです。
さて,前回はバンクーバー総合病院Vancouver General Hospital(VGH)の麻酔手技について書きました。今回は薬物に関して,日本との違いをみていきたいと思います。レミフェンタニルやロクロニウムが日本で臨床使用できるようになりましたが,まだまだいろいろと違いはあるようです。
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