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from LISA
pp.821
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100737
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- 文献概要
■6月25日,歌手のマイケル・ジャクソンが死んだ。その日私は,歯科医院と散髪屋で,ラジオから流れる彼の曲を嫌と言うほど聞くことになり,「どちらかというとファラ・フォーセットのほうが…」ともごもご言うと,「彼女は歌ってましたっけ」との返事。彼女の扱い,小さくなっていました。で,急死ということもあり,当然のように他殺説まで出てきています。“強力な鎮静剤”の投与が急死の原因で,マイケルに処方したのは彼の専属医であり,ロサンゼルス市警が事情聴取しているとか。
この“強力な鎮静剤”,当初プロポフォールと一般名で報道されていたものの,いつのまにか「ディプリバン」のほうを多く耳にするようになりました。NHKではなんと流れたのか気になります。もう一つ気になることは,米国からの映像で,この薬の紹介として,白衣の女性が,乳白色の薬液を注射針から垂らしている場面。劇薬指定で,医師の処方なくしては手に入らない(?),その薬液はどうしたのだろうかと。日本では,せいぜい容器を見せるだけなのに,さすがアメリカです。もっとも,ミルクだったかもしれませが…。ともあれ,「ディプリバン」に続き,「デメロール」,「オキシコンチン」とくると,彼の寝室は中央配管も人工呼吸器もないOR,そうまでしないと眠ることができなかったのかと思うと,何だか…しかし,麻酔科医不在なんて…
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