--------------------
from LISA
pp.1283
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100557
- 販売していません
- 文献概要
■先日,81歳になる母を,いわゆる“物忘れ外来”に連れて行きました。その日は,3回目の外来で,アリセプトを服用し始めてからまる3か月が経過しておりました。まあ,実の息子がわからなくなるようなほどのものではなく,日常生活には支障がないと言えばないのですが,ちょっとしたことをすぐ忘れる,会話において何度も同じことを繰り返すといったことが目立つようになり,これはまずいというので,かかりつけ医に相談しての,物忘れ外来の受診となったのです。
その日は火曜日の午前,200床あまりの総合病院の外来はけっこうの人で混雑しておりました。受付が遅かったせいもあり予約時間になってもなかなか呼ばれません。で,母が言います。「休みの日だけあって,人が多いわね」。今日が平日であることを示し,仕事を休んで付き添っていることを説明すると,「確かに,ここにいる人は年寄りばかり,毎日が日曜日の人たちね」と応えます。正直,その高齢者の多さには驚きました。付き添いまでもがそうなのですから。
Copyright © 2008, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.