特集 SHD治療 進化とevidence 2026—これを読めばSHDの最新の知識がキャッチアップできる!
序文
SHD治療 進化とevidence 2026—これを読めばSHDの最新の知識がキャッチアップできる!
白井 伸一
1
1小倉記念病院循環器内科
pp.508-509
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232840740040508
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Structural heart disease (SHD)に対するカテーテル治療は,現在の循環器診療において最も大きな変革を遂げている領域の一つである.わが国のSHD治療を振り返れば,経皮的僧帽弁交連切開術(PTMC)や経皮的中隔心筋焼灼術(PTSMA)などに始まり,心房中隔欠損症(ASD)などの先天性心疾患に対する閉鎖術,そして経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の登場を契機として,弁膜症を中心にその対象は大きく広がってきた.
なかでもTAVIの進歩は目覚ましい.当初は外科手術が困難な高リスク患者に対する治療として導入されたが,その後蓄積された数多くのevidenceにより適応は低リスク患者へと拡大し,現在では大動脈弁狭窄症(AS)治療の中心的選択肢となった.一方,治療対象が若年化するにつれ,単に安全に弁を留置するだけではなく,耐久性,冠動脈アクセス,再介入までを見据えたlife-time managementが求められている.さらに二尖弁,大動脈弁閉鎖不全症,moderate ASなど,これまで治療対象として議論の余地が大きかった領域にも,新たなevidenceが次々と生まれている.

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