特集 ここが変わった!—呼吸器診療 最新スタンダード
Ⅰ.肺感染症
ワクチン
芦澤 信之
1
,
迎 寛
1
1長崎大学病院呼吸器内科(第二内科)
キーワード:
多糖体ワクチン
,
結合型ワクチン
,
RSウイルスワクチン
,
定期接種
Keyword:
多糖体ワクチン
,
結合型ワクチン
,
RSウイルスワクチン
,
定期接種
pp.47-51
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680740010047
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ここが変わった!
●過去のスタンダード
・インフルエンザや肺炎球菌など,それぞれの病原体に対する予防を目的としてワクチンを接種する.
・肺炎球菌ワクチンは,23価多糖体ワクチン(PPSV23)を中心に,結合型ワクチンであるPCV13を組み合わせて接種計画が立てられる.
・RSウイルス感染症に対する薬物を用いた主な予防手段は,高リスク乳児へのモノクローナル抗体投与のみである.
●現在のスタンダード
・複数の呼吸器感染症を想定した,包括的な予防戦略のための一環として,複数ワクチンの併用接種が重要視されるようになっている.
・肺炎球菌結合型ワクチンは,PCV13に7種類の血清型が追加されたPCV20や,PCV15,PCV21などの新規ワクチンが新たに承認され,肺炎球菌ワクチン戦略の主軸を担っている.
・2023年以降,国内でも高齢者および妊婦を対象としたRSウイルスワクチンが承認され,有効なワクチンが実用化された.

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