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                                特集 細胞測定法マニュアル
                        
                        
                
                  
                  
              
              
              
                  
                  
                  
                  
                            
                                    細胞光学特性測定法
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    偏光による構造測定
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    Biological application of polarized light for fine structure analysis
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                佐藤 英美
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Hidemi Sato
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1名古屋大学理学部付属臨海実験所
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.530-533
                
                
                
                  発行日 1988年10月15日
                  Published Date 1988/10/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905211
                
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- 1ページ目 Look Inside
現代の顕微光学の進歩は著しく,屈折率の差がほとんどないために観察し難かった生体細胞内構造を,僅少な屈折率差を増幅してコントラストに変え,あるいは僅少な干渉によって膜や線維性構造に立体感を与える陰影を作り,視覚化することを可能にした(位相差法;ノマルスキー微分干渉位相差法)。
さらに,偏光を効果的に利用することで,これまで見ることができなかった細胞内超微細構造や分子配向の動態を,複屈折性または光干渉を強調してコントラストに変えることによって可視化し,定量する方法が確立された。これまでの形態学の泣き所であった時間軸の導入は大きい。これで細胞に直接問いかけ,反応を追跡することが可能となり,細胞学は細胞生物学へと大きく変貌することになる。

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